Yu2372.net: 子育て応援事典 Online

身体も心も健康な子どもを産み、良い子に育てたいという願いは、すべての親のものです。けれども、ただそう願っているだけでは、うまくいきません。健康な子を産み、育てていくためには、それなりの条件があり、努力が要ります。

怒りや悲しみなど、感情をあらわに表現するような事は、ほとんどなくなり、内面化の傾向が強くなる。また、生活に表れるいろいろな物に対する情緒的な感じ方も、低学年時代に見られたような具体的な物と違って、精神的・社会的・道徳的な物に変わっていく。例えば、外国の事を知るようになると、行ってみたいなあというあこがれを持ち、社会的不正に対しては怒りを持ち始める。

幼児は、自分の要求が満たされないと、怒りの気持ちをむき出しに表現する。ときには噛みついたり、ひっかいたりするような原始的な形で怒りをあらわす。幼児期に見られる攻撃性は、ほかに自己防衛の仕方を知らないためで、むしろ自然な姿といえよう。さらに学童期になり、生活の場が広がると、別の要素が加わってくる。学童期は好奇心の強い時期であり、容赦なく植物をちぎったり、昆虫の羽をむしったりする。知的好奇心の表れとし...